直方機関区
  若松の次は筑豊の中心直方機関区を訪問しました。この頃は機関区の来訪者が多く、見学可能な曜日が決められていたようですが、新潟から来た旨を告げると特別に許可を戴くことができました。一番の目的は僅かに残ったD60です。幸いにも旅客列車を牽いて直方に戻ってきた若松区のD6061を入区から出区まで間近で見ることができて興奮したのか、フィルムにはほとんどD60しか写っていませんでした。今更ですが、もう1日あればきっと折尾−中間の複々線に行っていたと思うと残念です。



D6061[若] 筑豊本線の上り列車を牽いて直方に到着後、客車ごとホームから引き上げます。






客車を留置線に押し込んだ後、バック運転で機関区に向かいます。






機関庫の手前でまず給炭槽の下へ入りました。






3線分の給炭能力がある九州特有の大型給炭槽です。






給炭を終えると左に見えるアッシュピットには行かないでターンテーブルへ向かいます。






若松区のカマですから扇型機関庫には入らずに脇の出区線に止められました。






ここにも給水スポートがあり、跨線橋から移動している間にここで給水したようです。






正式に許可を頂いて入場しD60を堪能します。まずは特大の正面で実車の迫力を!






D6061は筑豊の前は大分区で久大線を走っていたカマです。






門鉄デフ仕様の九州らしいカマで、イベントでもあったのでしょうか、デフのステーが白で縁取りされてました。






機関助士さんは点検に余念がありません。






しばらくして出庫時間になり、誘導員をデッキに乗せてホームへ向かいます。






機関庫の中のD6046[直]






機関庫の中のD6022[直] 汽車会社製の角形のサンドドームが特徴です。






直方は機関車の数が多かったのか待機線の脇にもターンテーブルがありました。すでにDLがひしめいています。






39620[直]がアッシュピットへ向かいます。






69614[行] パイプ煙突標準デフで九州型としては残念な96です。今となっては贅沢な話ですが・・






D51225[若] このころにはD50に代わってD51が入線していました。







39620[直] デフ付の96でも十分魅力的だったのですが、労働組合の落書きが消しきれていません。







D5142[若] 当時としては原型に近い美しいなめくじD51でした。







すでにDLの入線も始まっており、無煙化が近いことを感じさせます。






D60の迫力の発車シーン。この1カットで九州の旅の最後を締めました。







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