日豊本線
  九州旅行の目的のひとつが日豊本線のパシフィック、宮崎のC57と吉松に2輌のみ残ったC55でした。宮崎に2泊、吉松に1泊して青井岳、田野〜日向沓掛、と山線のC55、C57を追いかけました。特に青井岳の鉄橋が素晴らしく、二日続けて始発で宮崎から通ったように記憶しています。吉松のC55は若松からの転属組で、標準タイプの門鉄デフが美しいC5557と変形門鉄デフのC5552です。吉松では機関区の立ち入り許可が頂けず、水かき付スポーク動輪を強調した静態写真がなかなか撮れずにいましたが、粘りに粘って入換作業に出たところをやっとものにしました。今になってネガを振り返ると、電化の直前ではありましたが、延岡〜宮崎の旅客列車を牽くC61や、DF50牽引の20系寝台特急など、蒸機以外にも素晴らしいものがたくさん写っていましたので、これらも一緒にアップしていきます。

青井岳駅を発車する日豊本線1526レ C57112[宮]は低めの門鉄デフを装備した九州タイプ。 青井岳駅の宮崎側は駅と鉄橋が見渡せる絶好のロケーションで、雑誌でも紹介される有名な撮影地だった。   1973.4.1 青井岳






同じく青井岳駅を通過する1590レの牽引機は背の高い門鉄デフを装備したC57154[吉]。 腕木式信号機と吊下げ式の照明が何ともいえない雰囲気を伝えている。    1973.4.1 青井岳






青井岳鉄橋を渡るキハ82系の特急「にちりん」 1973.4.1 青井岳






霧が晴れて撮影には絶好の晴天となった青井岳鉄橋を渡るC57112[宮]牽引の貨581レ  1973.4.1 青井岳






満開の桜の中、青井岳鉄橋を渡るC57牽引のコンテナ列車。日豊本線の宮崎以南はこのような山線なのにどうしてC57が貨物を牽いていたのか、今考えても不思議な気がする。 1973.4.1 青井岳






標準デフのC57115[宮]牽引の貨551レ 1973.4.1 青井岳






大分からDF50牽引となる20系寝台特急「富士」。カニ21、ナロネ21と続く豪華ブルートレイン編成も蒸機列車の合間のツマのように感じていた。   1973.4.1 青井岳






C57154[吉]牽引の1527レ 1973.4.1 青井岳






C57115[宮]の牽く貨550レ。短い編成だが最後尾はワムフ1000か。 1973.4.2 田野ー日向沓掛






C57117[宮]の牽く臨試9502レ お召し列車の試運転と思われます。  1973.4.2 田野ー日向沓掛 
(青井岳周辺でご一緒したと思われる柘植加太様から頂いた40年越しのメールで探し出しました)







午後から青井岳へ移動し門石信号所方面で列車を狙う。C5552[吉]の牽く貨1590レ 1973.4.2 青井岳-門石






DF50544[大]の牽く特急「彗星」。DF50の次位は切妻緩急車ナハネフ23    1973.4.2 青井岳-門石






C5765[宮]の牽く貨551レ。特異なステーの門鉄デフをもつC5765はC5711と共に門司時代の特急「かもめ」占用機だ  1973.4.2 青井岳-門石






山線の最後を締めたのがC5552[吉]+C5691[吉]の牽く吉松行の1527レ。回送を兼ねた重連だと思うがC56も力行で上ってきた  1973.4.2 青井岳-門石






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