冬の新津駅 1967-1968
  冬になると雪に埋もれた新津駅を思い出します。1967年当時、新津機関区には5輌の96が配置されており、DD14,DD15が除雪体制に入る冬期間のみ構内の入換用として稼動していました。配置表などの情報もなかった私は、機関区の片隅に見える96らしき機関車が動くところを見たいと思っていましたが、1967年の冬にカメラを持って初めて訪れた新津駅の構内で黒煙を吹き上げる96を見て狂喜したのを覚えています。この年は雪が多く、たくさんの職員が構内の除雪作業に従事していたのが、当時の国鉄を象徴しているようです。初めて見る96に感激してこの冬は3回新津に通いましたが、単焦点の古いコニカと中学生の稚拙な腕前のため、ほとんどが露出不測でピントや構図の決まらない写真です。パソコンで可能な限り調整しましたが、見苦しいのはご容赦ください。

入換え中の39697[新] 左側にスコップで除雪する作業員がたくさん見えます。 1967.12.15 





C571の牽く雪捨列車が進入し、構内の雪を人力でトラに載せていきます。 1967.12.15






構内に侵入する磐越西線の貨物列車 1967.12.15






4番線の磐越西線旅客列車に連結するD511049[新] 1967.12.15






貨車であふれる狭い構内で入換え作業中の39697[新] 1968.1.2






5番線から見える49690[新]の入換え 1968.1.2






7番に進入するD511031[新]牽引の磐越西線貨物列車、6番にはラッセルが見えます。 1968.1.2






テンダに雪を載せて働く9632[新] 1968.1.2






羽越線から到着したD5182[新]。女性作業員も総出で機関車周りの除雪に当たっています 1968.1.2






69677[新]とEF15牽引の信越本線貨物列車 1968.1.2






新津終着の客車列車をホームから牽きだす9632[新] 1968.1.2






時々太陽が顔を出すとはいえ、誘導掛はコートも着ていません。 1968.1.2






入換えの合間に火床整理でしょうか、乗務員が火かき棒をもっています。 1968.2.19






駅の南側に現在もある歩道橋から見る構内。左9632[新] 右59661[新] 常時3台の入換え機が動いていました。1968.2.19






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