羽越本線(桑川-今川) 1968.8.23 1971.4.4
  小学校の低学年だったので、おそらく1960年代の前半だったと思います。父に連れられて景勝「笹川流れ」に遊びに行ったことがありました。そこでは、まるで浜辺に寝転がっている人の頭の上をかすめるように、海岸線ぎりぎりを蒸気機関車が走っていました。この記憶が忘れられず、羽越本線には美しい海岸線を走るC57の姿を求めて1968年と1971年に2回訪れています。
「笹川流れ」は羽越本線の桑川から北へ続く岩礁の美しい海岸線です。この区間は線路沿いに道路(今は国道345号)が通っているので桑川駅から次の今川信号所まで徒歩で撮影ポイントを探しましたが、海を背景に撮影するのが難しく、なかなか構図が決まりません。それでも日本海縦貫の列車密度はきわめて高く、たくさんのC57、D51を堪能することができました。
最初に訪れた1968年は、昭和43年10月のダイヤ改正(ヨンサントオ)直前で、新津と酒田には20輌以上のC57が配置され、旅客列車のほとんどと荷物列車の牽引にあたっていました。もちろん貨物列車は全てD51で、日本海縦貫の急行「きたぐに」をDD51が牽いていた以外はまだまだSL王国が残っていました。
2回目に訪れた1971年は電化が翌年に迫っていましたが、笹川流れには架線柱はまだ建っていませんでした。しかし、C57は新津に僅か5輌が残るのみで、それまでC57牽引だった旅客列車の筋の多くがD51に置き換わっていました。それでも、相変わらず蒸気機関車牽引の列車密度は高く、新潟県内の無煙化が目前に迫っていることを感じさせないほどの賑わいが感じられました。

D51735[新] 羽越本線 桑川-今川 1968.8.23 長工式デフのD51が牽く下り貨物列車、背景は桑川の集落です。






D51396[酒] 556レ 羽越本線 桑川-今川 1968.8.23 






C5792[新] 832レ 羽越本線 桑川-今川 1968.8.23 






D51142[酒] 1884レ 羽越本線 今川-越後寒川 1968.8.23 






D51 555レ 羽越本線 今川-越後寒川 1968.8.23 






C5769[酒] 834レ 羽越本線 今川-越後寒川 1968.8.23 奇岩「蓬莱岩」を背景に疾走するC57の旅客列車






C57166[新] 839レ 羽越本線 今川 1968.8.23 今川駅のシンボルの大樹は今も健在のようです。






D51853[酒] 3570レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 






D51498[新] 891レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 保存機D51498の現役時代の雄姿です。






C571[新] 荷2048レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 






D511065[酒] 1892レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 






C57167[新] 急行「きたぐに51号」 8503レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 羽越路に最後まで残った蒸機牽引の優等列車






DD5138[東新] 急行「きたぐに」 501レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 オユ、スロと続く堂々たる急行編成です。






D51512[新] 835レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 






D511100[坂] 832レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 






D511030[新] 555レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 






D51104[酒] 582レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 






キハ82系 特急「白鳥」 2002D 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 日本一のロングラン特急でした。






C57103[新] 821レ 羽越本線 今川-越後寒川 1971.4.4 






D51292[酒] 834レ D51142[酒] 1581レ 羽越本線 今川 1971.4.4 834レは後方にキハを連結しています。






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