門鉄デフのC57180  2008.11.9 12.20 
  特急「かもめ」の登場時に門司港ー博多間の特急牽引専用機とされたC5711の門鉄デフ(小工式K−7タイプ)に、かもめの羽と波のレリーフが施されたのは有名な話です。11月のC57180にはこれを模した門鉄デフが装着されたと聞き、早速出番前の新津へ。 
昭和29年当時、門司港機関区にいたC5711の門鉄デフなど知るよしもないですが、幸にも「国鉄時代14」のC55、C57特集にすばらしい写真が掲載されていました。よく見ると若干の違いがあるものの、ほぼ同じデザインといってもよく、当時もこんな風に見えたのかなあと想像するには十分な代物でした。個人的にはC57180の門鉄デフには違和感がありますが、このC57の存在自体がイベントですので、まあ、何でもありでいいと思います。 
















クリスマストレインのヘッドマークをつけたC57180 12月は「かもめと波」のとれた門鉄デフとスノウプロウを装備した姿で現れた。2008.12.20 新津






よく見るとキャブの札差しにもクリスマストレインのマークが・・・・ 2008.12.20 新津





昭和29年までは遡れませんが、比較のため現役時代の美しい門デフを装備したC57を披露します。
C57117[宮]は1973年の宮崎国体の際に日豊本線のお召し列車本務機です。門鉄デフには装飾はありませんが、煙突や給水温め器の金の縁取りが美しく、本体もピカピカに磨き上げられていました  1973.4.11





古いついでに現役時代のC57180も紹介します。当時の新津には3次型のC57が多かったですが、その中でも180号機は見た目にもボロガマだったという印象があります。そのせいか、早めの廃車が幸いして奇跡の復活を果しましたが、磨かれて黒光りする車体を見る度に嬉しくなります。  1969.9.15 新津








inserted by FC2 system